Kivyのボタンの基本的な使い方

2019年12月31日

みなさまおはこんばんにちは、せなです

今回はKivyのUXウィジェットの一つ、ボタンの基本的な使い方について説明したいと思います

ボタンの基本構文

ボタンはクリックイベントを実装したいときに使用するUXウィジェットです

Kv Languageを使用した実装は以下のように記述します

以下はボタンを押した直後にはHelloを表示し、離した時にWorldを表示させるプログラムです

from kivy.app import App
from kivy.uix.boxlayout import BoxLayout
from kivy.properties import ObjectProperty


class ButtonWidget(BoxLayout):
    label_text = ObjectProperty(None)

    def label_add(self, text):
        self.label_text.text = text


class TestButton(App):
    def build(self):
        root = ButtonWidget()
        return root


if __name__ == '__main__':
    TestButton().run()
<ButtonWidget>
    label_text: label_text
    Label:
        id: label_text
        text: ''
    Button:
        text: 'Button'
        on_press: print('Hello')
        on_release: print('World')

on_pressとon_releaseの違いは

  • on_press: ボタンを押した直後に実行
  • on_release: ボタンを離した直後に実行

ボタンのキーワード引数

ボタンの引数の一部を紹介します
※以下はkv Languageで説明しています

ボタンの背景色を変更

背景の色を変えたい時には「background_color」を使用します

色の設定は(r, g, b, a)で設定します(デフォルトは(1, 1, 1, 1)です)

Button:
    text: 'Button'
    background_color: (1,0,0,1)

ボタンの背景画像は灰色に設定されているので、background_colorを触っただけでは、思ったような色に変わりません
その時には以下に説明している「background_normal」に「''」を設定しましょう

ボタンの背景画像を設定

ボタンの背景画像はデフォルトでは灰色に設定されているので、変更したい時には「background_normal」を使用します

Button:
    text: 'Button'
    color: (0, .3, 1, 1)
    background_normal: '../image.jpg'

ちなみにbackground_normalのみを設定すると押した直後の画像がデフォルトのままなので、変更したい時には「background_down」も同様に設定するとよいです